っつーことで、ブレーキスレーブシリンダー化modに続いて、レースシム用ペダルのブレーキ出力をポテンショメーターから圧力センサーに換えた!

必要なもの

圧力センサー
どんなスペックがちょうどいいのか、ざっくり計算してみる。

踏む力約80kg × ペダルのレバー比だいたい4 ÷ ( マスターシリンダー面積3.14*(3/4inch * 2.54cm / 2)^2 ≒ 112kg/cm2 ( ≒ 1592psi

計算合ってる??ということで↓を発注。
Pressure transducer or sender, 1600 psi, stainless steel, for oil,fuel,air,water
$38+送料$8(paypal決済)
海外からクッション封筒で、注文から1週間くらいで到着。

取り付けフィッティング
Russell R40505 Banjo Bolt Brake Light Switch R40505
国内ではヒロチー商事ハーレー店で取り寄せ(1,164円+送料240円)できた。このバンジョーボルトは、ハーレーのブレーキランプスイッチ用らしい。
うちのスレーブシリンダーに合う3/8-24バンジョーボルトの頭に、各種センサー用の1/8NPT雌ネジが切ってあるので、今回の用途にぴったり。
(これのM10x1.00バンジョー版も"banjo bolt adapter"などで検索すると出てくるので、スレーブシリンダー化してない方でもブレーキキャリパーに直接センサーを取り付けることができる!)

シールテープ 圧力センサーのテーパーネジ山に使用。ホームセンターの水道蛇口部品コーナーあたりで100円くらい。使い方はぐぐろう。

QIコネクタ(3Pメス) BU0836Aに接続するための端子。電子部品屋さんで40円くらい。

配線材 少々



組み立て

圧力センサーのネジ山にシールテープを巻き(手持ちのシールテープがボルト山に対して太かったので、幅を半分に切って使用)、このバンジョーボルトに取り付け。
スレーブシリンダー側のバンジョーボルトをこれに交換しようとしたらボルトの長さが余ったので、禁断のワッシャー重ねがけ!実車では絶対やらないように!!
センサーあたりが入り組んでいるので、空気が抜けていくようスレーブシリンダーをいろんな角度に向けながらエア抜きをしっかり実施。

似たようなことをしている仲間がいる。
ブレーキホースを2本用意して途中に3wayフィッティングをつけたり、マスターからのバンジョーを二股にしてみたりと、いろいろ工夫しているみたい。iRフォーラムにもたくさんの実例がある。
たぶんうちの方式が一番低コスト!


センサーの配線を延長しQIコネクタを取り付けて、赤=5V、青=信号、黒=GNDとしてBU0836Aに接続して完成。


あとはPC側の設定。
BU0836Aは、Zoom ModeではなくNormal Modeに設定する。
ブレーキ踏んでなくてもちょっと出力があるので、デッドゾーンをiRacingクライアントで調整。(必要に応じてjoyCalib.yamlを編集)
ブレーキカーブは0にセットでOK。

~余談~
BU0836AはA/D変換を4096解像度で行う。実際組み込んだ状態での圧力センサー出力は踏んでない状態で500弱、思いっきり踏んで3200くらいだった。
センサーのデータシートによると計算上の出力は
0psiで0.5V 4096×0.5V÷5V=409.6
1600psiで4.5V 4096×4.5V÷5V=3686.4
っつー範囲になるので、出力のオーバーヘッドが十分とれているみたい。1000psiセンサーでは出力が頭打ちするね。iRのフォーラムでは1000psiがちょうどいいとか言ってるけど、ペダルの構造が違えばまた違うんだろうたぶん。


実走チェック
すごいよこれ!!!
ポテンショセンサーのままでもしっかり操作できたけど、結局は踏み込み量(ペダル角度)でブレーキを操作していた気がしてくるくらい違う。圧力センサーだと、踏み込み力がそのままアウトプットされてしまう。
ブレーキ踏んでる感が気持ちいい。思い通りに車を操れる。
タイムアップにつながるかどうかはまた別の話だけど、超満足です!!



(そもそもブレーキってキャリパーが極わずかにストロークしてローターに当たってからは動かないので、その後のペダル踏み増しの感触はホースの膨らみ弾性で発生しているだろうから、ゴムで良いフィーリングを出せるのは当然かもしんないね。ということは、マスターシリンダーに長め(実車で使われているのと同じくらいの長さ)のゴムブレーキホースを接続するだけで、キャリパーやスレーブシリンダーを使わないというのも信頼性が高くてリアルにいい気がしてきた。その場合はホースの先端に直接圧力センサーでいい。ブレーキの硬さはホースの長さで調整する。単純な構造なので、工夫すればエア抜きもなんとかなるだろう。実験してないけどだれか試してみてください!)

と思ったけど、後日いろいろ調べたらアイデア倒れになりそう。試さなくていいかも。
2014年11月13日

GTX970ビデオカードを買った

GTX970のコスパがすごいとかいう噂を聞いたので、居ても立ってもいられず6970から6000引いてやった。HD6970ちゃんを3年半ほど使ったのか…。

GTX970は各社いろんなスペックがあるけど、比較したら性能面ではベースクロック/ブーストクロックの違いくらいしか無さそう。
あとは大きさやファンや静穏機能の違い。

うちのPCはほぼゲーム用なので、静穏性は気にしないし!
ということで、DisplayPort出力が3つついている中で一番安いやつにしといた。

GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX970搭載 オーバークロックモデル GV-N970WF3OC-4GD

さっそくiRacingで走ってみた。
(CPUは、まだ余裕で現役のIntel Core i7-2600k定格)


↑こんなトンデモ設定で、3画面60fpsキープできる!すごい!
(グラボの設定はよくわからないのでとりあえずすごそうな設定項目にしといたので、最高設定ではないかも。)
具体的には、垂直同期オフで走るとオンラインフリー走行でSpaを走っても、オールージュ前後やリバージュ後でも60は切らない。
少しオプション削れば、エントリーが多いレースもいけるだろう。
すごい!これでもう3年半闘えるはず!!
(追記:さすがにこれはオプション盛りすぎだった!)


コイル鳴きの件にも触れておく。
60fpsあたりじゃまったく静かだけど、100fpsとかになると少しずつキューッと鳴いてくる。
ぼくはvsyncで60fpsまでしか出さないからまったく問題ないね!
144hz液晶とか使ってる人は、980のほうが鳴きにくくていいらしいよ。
2014年11月12日

ブレーキにスレーブシリンダー装着

油圧ブレーキ仕様のレースシム用ペダル Giddy Up Pedal FP1 のブレーキをmodしたよ。

ストック状態では実車と同じようにブレーキマスターシリンダーとブレーキキャリパーが搭載されていて、キャリパーにはブレーキパッドとローターの代わりに厚いゴム板が挟まっている。
つまり、ゴムを圧縮するフィーリングがリアルなブレーキタッチに近いっつーことですね。
ただし、キャリパー式の場合はピストンのシールが通常の変形領域を超えて毎度ストロークするし、パッド代わりのゴムは押しつぶされていくうちにだんだん薄くなっていくので、実車のブレーキオーバーホール的な定期メンテが必要だった。

そんな折に、キャリパーの変わりにプル式スレーブシリンダー(普通はクラッチ用)を使用して、プルロッドが縮む部分にゴムブッシュを挟み込んでみるといいよ!という情報をずいぶん前にtwitterで見たので、このたび実行した次第です!


~材料~
Wilwood 260-1333 Clutch Slave Cylinderamazon.comで買える)
バンジョーボルト3/8-24を1本
ガスケットワッシャー2枚(バイク用品店で買える)
スケートボード用ブッシュ1台分
スケートボード用カップワッシャー(大)2枚

スレーブシリンダーのインレットは3/8-24なので、普通にバンジョーボルトで取り付けできる。
(FP1付属のブレーキホースのバンジョーが薄いタイプで、普通のガスケットワッシャーでは用意したバンジョーボルトが締まりきらなかったので、2mm厚のワッシャーを使用して解決。)


スケートのブッシュは、近くのスケートボードショップで売ってたDELUXE(デラックス) SUPER CUSH パープル 97Aを試したところ、なんとなくやわらかい気がしたので、DELUXE(デラックス) SUPER CUSH ブラック 99Aを追加購入して混ぜたらちょうどよかったよ!
スケートのブッシュはいろんな硬さがある=ブレーキの硬さは好きなように調整できるので、やわらかくして市販車風ブレーキタッチにもできる。うまく調整するとブレーキの遊びも作れる。すごい。
ブレーキのストロークが変わったので、アクセルとクラッチのペダル初期位置を調整して完成!




ブレーキのタッチが以前にも増して滑らかになった気がする!
ブレーキリリースが滑らかな斜面になってたよ!
実際のところ、耐久性がアップした以外はあまり変わらないかもしれません。


いろいろサポートしてくれたkantokuさんとt2rさんに感謝です!



っつーことで、次は部品がそろい次第、ブレーキを圧力センサー化します。
2014年11月4日

Thrustmaster TX Racing Wheel Review

(下書きしたまま公開すんの忘れてた)

THRUSTMASTER TX Racing Wheel Ferrari 458 italia Edition XBOX ONEのレビュー。
付属ペダルは使用しないので、ステアリング部分のみレビュー。
ポルコンPWGT2との比較もあるよ。


PROS
パドルが適度にストロークがあってよい
FFBの情報が細かい
FFBのレスポンスがいい
ボタンが多い(←画像リンク)

CONS
ステアリングが細い&直径280mmと小さい(PWGT2は295mm)
握り心地はPWGT2のほうが(太さとアルカンターラが)よかった
ステアリングが安っぽい
本体ボディが大きくて、あまりディスプレイに近づけられない(ステアリングをディスプレイ上のステアリング位置に重ねたい派)
クイックリリースがクイックじゃない
実車458のモード切替ダイヤルが、上下モーメンタリの回転スイッチになってる
モーターFFBが強いときに不快な微振動を生じる(例えるなら、小型のファンが回っているような感触)
本体側ボタンが、ステアリング裏の11,12ボタンと共通のうえ、なぜか左右が逆
付属するのが2ペダル


PWGT2は良くも悪くもパワステな感じなので、市販の箱車にはちょうどよい気がする。
TXはとにかくダイレクト。ジュニアフォーミュラで、荒い運転で縁石を踏むと腕を持っていかれる!
ステアリングがプラスチッキーなのは、逆に軽くて慣性モーメントが少なくて、FFBを伝える点では利点なのかもしれない。

ステアリング径が小さくて、さらに細いのがマジ気に食わないので、そのうち32Φくらいの実車ハンドルに取り替えたいです!
DSD Quick Attach Wheel Adapter for T500 Wheelsを使えば市販ステアリングがポン付け!
パドルとステアリングスイッチをどうにかしてから検討しよう。

というわけで、文句を結構書いたわりには買い替えて満足です!
某ロドスタ屋さんもT500RSよりフィーリングいいっていってた!
2014年11月3日

Fanatec CSR shifter mount plate

初代の Fantec Shifter (こんな棒に取り付けるタイプ)を、SUSコックピットに取り付けするためのパーツを、いまさら作った。
固定しにくいのよコイツ。

~材料~
アルミ切り板 肉厚4ミリ×幅50ミリ×長さ 10センチ〜30センチまで を100mm(250円!)で、50x100mmT4のプレートに。
M12 100mmキャップボルト2本(普通のボルトだと隣のボルト頭に干渉して回せない)
ナイロンナット(シフターは樹脂製なので、あまり締め付けたくない)
お手持ちのSUSにとりつける用のSUSナットとボルト
お好きなSUSフレーム

こんな感じに穴あけ。12φ強の穴を、20mm間隔で空けよう。
大きい穴は現物あわせでリーマーで広げた。(むかしギター用のエフェクター自作に凝ってた時期があるので、リーマーが工具箱に入ってた!)
穴あけ加工が終わったらケガしないよう切り口をやすりがけ&面取り。


組み付け方を変えることによって、左右は4cmずつ4段階に調整可能。
SUSフレームなので、前後上下角度は無段階調整可能。すごいぜ。


完璧なポジションっ・・・!